TOKYO MXの裏側に潜入!「他の仕事をしている自分が想像できなかった。」PD・山本茂人さん

2016年7月12日

生放送の番組を裏で支えるスタッフさん、その中心とも言える存在が「プログラムディレクター(通称:PD)」さんです。
PDさんとはどんなお仕事なのか?
そしてどんなことを考えながらこの仕事をされているのか?
放送の現場を見学させていただいたことで、スタッフさんのお仕事に対してより興味がわきお話しを聞かせていただきました!
 
20160126-IMG_2977
 

——どんなお仕事をされているんですか?

 

僕の仕事は、ディレクターの中でも、「プログラムディレクター(通称PD)」という役割です。一日一日の放送の中で、自分の担当日が決まって、自分の担当日の、放送全体をどうしようかというのを考えています。

 
編集部:具体的にはどんなことをするんですか?
 

山:

「モーニングクロスモーニングCROSS(URL)」で言うと、口コミランキングでどんなニュースを扱うのか、また、ゲストの方が話したいテーマについて深掘りする「オピニオンクロスオピニオンCROSS」のコーナーでどのニュースをしゃべりたい喋りたいのか、などの打ち合わせをしたりします。
 

編集部:

なるほど。本番中は何をされているんですか?
 

山:

副調整室で座って、番組全体を見ています。「時間が押してきてるよ!」とか、「今のこの表情がいいのでカメラさんこっち写してください」というような指示をします。今日やっていたのは、池田(私たちの取材日にPDをしていた人)のフォローをしつつ、本番中は下に流れるツイッターを送出する仕事をしていました。
 

編集部:

たくさんの役割があるんですね…!
そんなディレクターのお仕事をしていて大変だと思う事はありますか?
 

山:

今はそんなにないです。視聴者がどう見てるかが一番気になります。これで本当に良かったのかな、といつも悩んでいます。うちの番組は出演者の方に乗っかる感じなので、その中で視聴者が知りたいニュースは何なのか、どうしたら引き出していけるか、というのは一番考えています。
あとは、私の仕事は夜から始まるので、体調管理にも気をつけたり。
 

編集部:

視聴者からの意見はどんな手段で知るんですか?
 

山:編集部:番組の企画はどれくらい前から始まるんですか?
 

山:

ニュース番組は旬なネタがいいので、一週間前ですね。
 
編集部:なるほど、だから新鮮な情報が発信されるんですね!
 
20160126-IMG_2987
 

——どうしてこのテレビの仕事に就こうと思ったんですか?

 

ちょうど子どものころ頃から映画が好きだったので、何かしらの映像の仕事がしたいなと思っていました。京都の太秦の映画村が近かったのですが、その当時日本の映画は斜陽で、テレビの方が色んな事が出来ると思ったので、テレビの業界に入りました。

 

編集部:

それからどういった経緯で今のディレクターになられたんですか?
 

山:

まずは大阪で仕事を始めました。最初は小さな会社で、、テレビ関係の仕事なのですが、企業のVTR、リクルート用のビデオなどをよく作っていました。仕事を始めて4~5年たって、だんだん仕事の事も分かってきた中で、これから自分がどうしようかを考えて、一度その会社を辞めて、色々と見つめなおして旅をしたりもしました。
 
編集部:へーー!
 

山:

その後東京に出てきて、一からやり直すと決め、テレビ局のADから始めて、経験を積みディレクターになりました。ADからどうディレクターになったかと聞かれると難しいですが、やっぱり「なりたい」という気持ちが一番大事ですよ。ADさんは大変なお仕事で、やめたいな、と思ったこともあります。し、仕事が行き詰って、不謹慎だけど、「明日、何か大きな事件事故が起きて、放送がなくなればいいのにな」と思うほど追い詰められたこともあります。
そこでやめる人もいっぱいいますし、違う形で業界に残る人もいるのですが、僕の場合は幸いチャンスを与えてもらって、ディレクターになれました。
 

編集部:

辛そうな面が見えてきましたが、それでもやめずに続けられてきたのはなぜですか?
 

山:

好きだからですね。好きだし、辛いからってそれでやめて他の仕事をしている自分が想像できなかったからです。AD時代で今覚えてるのは、面白かったことよりも大変だった思い出の方が多いです。それがあったから今いろんなことがあっても対応できたりしています。つらいことがあっても、それを乗り越えられたら、すごく良い思い出になるんです。
 

編集部:

かっこいい!私達のこれからの人生においても忘れないようにします。
 
20160126-IMG_2989
 

——ADさんの仕事の中でも楽しいなと思えた瞬間はどんな時ですか?

 

自分が携わった番組がちゃんと放送されて評価されたときに大きな達成感がありました。自分の努力が番組として形になったとき、自分がやって良かったな、と思えました。

 

編集部:

こういう達成感が次の仕事へのパワーに変わるんですね。
 

山:

仕事が辛かった時にやめるのは簡単です。辞めなかった人が今生き残っている、という感じですね。何かのきっかけでやめちゃったりしたら、勿体ないですよ。みんな夢を持って入って、それでも敗れる人もいるわけで。「継続は力なり」、ということを仕事を続ければ続けるほど実感します。辞めてしまったらもう終わりなので。
 

——テレビ業界などを目指す高校生が今やっておくべきことってありますか?

 

一つに拘らずに、いっぱいいろんなことしてほしいです。勉強して、遊んで。1つの番組つくる上でいろんな視点が必要ないと面白い番組は作れないし、ストレス解消法もないと大変だし、やっぱりいろんな経験をするのがいいと思います。あとは、時間を無駄にしないように心がけてください。

 
編集部:貴重なお話ありがとうございました!
 

えの

のどか