中村暖 >>佐賀県出身。京都造形芸術大学3年。高校生の頃は自らファンドレイジングを行いながら、アートで世界を駆け巡り16歳で世界1周。現在は世界経済フォーラム(ダボス会議)のグローバルシェイパーのメンバー。
☞#TBTシリーズこの記事は2016年1月6日に公開された記事を再掲したものです。
――まずは、今日のファッションチェックから!気になるその髪色は何色ですか?
今の髪色は瑠璃色と浅葱色のハーフandハーフです!笑
日本の伝統的な和色のmixてやばくないですか?社会の授業で習った色ですね!はい! 古き良き日本の美しさを髪色に取り入れてみました!笑
※インタビュー時の中村暖さんの髪色, 2015,10.31AM11:00当時
――はい!では仕切り直して今どんなシゴトをしていますか?
今は、ファッション分野から社会を良くしていこう!
みたいなお仕事?作品制作?アクション?をしています。
今、若者のファッションってプチプラとか、ファストファッションが流行ってるぢゃないすか?
洋服とかアクササリーとか簡単に安く買える時代僕たちは生活していて、でも安い洋服の裏には、服を安く作る為に、発展途上国で子供達が無理やり働かされて、大量に生産されてたりするんですよね。安さを求めすぎて工場が崩壊した事故でたくさんの方の命が奪われたり、科学薬品で環境が汚染されてたり…
そこまでして、僕たちはオシャレしたいのかな?とか、誰かがその洋服とかアクセサリーの背景で泣いていたり悲しんでたりするのに、それらを身につける僕たちだけキラキラしていいの?ってゆう今の流行りの背景に対する疑問を持って。
もっとその洋服とかアクセサリーを付けてカッコよくなると一緒に、その服やアクセサリーの生産に携わるみんなが笑顔でキレイな循環でおしゃれを楽しめるように、したいって!
だからまずは、僕が作るアクセサリーで消費者のマインドと社会の仕組みを変えたい!
まとめると、…ファッションアイテムも社会の仕組みもデザインしてます的な!
――おおおお!でもなぜファッションデザイン??ファッションデザインってなんだか、洋服が好きで、服飾の学校にいかないとできないイメージ。
んー。実は16歳のときに世界一周してて、その時産まれて初めて貧困地域で人が何人も倒れている現場をみたし、あと、テロの現場とか!!!!!!!
教科書とかテレビで知ってるはずだったのに、凄く凄く衝撃的だった…
今でも忘れられない…
でも16歳のペーペーな僕はそんな悲しい社会を変えられるアイディアもパワーもなかったんだよね。
とりあえず、Twitterで発信するしかできなかった。
でも友達は「やばいね、びっくりした」しか言わない。
やっぱり誰かの悲しい日常と、自分の悲しい日常ってなかなかリンクしないんだよね。世の中の悲しい事実はSNSのタイムラインと主に流れる的な。
これって超モヤモヤする!だから、僕がモヤモヤを解決するしかないっしょ!!!!
じゃあ!どこから変えればいいんだ!!!!!(半年くらい悩む)
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で、出た答えがヒトにとって1番身近な環境から変えてかなきゃな!!1番身近な環境ってなんだ??
皮膚??いや、皮膚はギリ自分っしょ!
なら服じゃん!!!!!
服!ファッションか!!!!!
みたいな感じです!!!!!
――そういえば、夏休みにラオスって国に行ってたんだよね!なぜ??
このプロジェクトなんだけど!
ラオスの超田舎の北東部の村に行ってきたんです!!なんかその村に住む少数民族のモン族の方って、ラオスは、今も過去の戦争の時の地雷や不発弾、その他爆弾などが残ってるんすよね。その地雷とか不発弾とかの破片などを自分たちで溶かして、型に注ぎこんで、ブレスレットとかを作ってるのが、この少数民族のモン族でして!実際に会ってきまして!!
実際に爆弾も産まれて初めて触ってきました!
――――爆弾!すげえええ!!ラオスって英語?ラオス語?コミュニケーションはどうしたの??
モン族って現地の公用語のラオス語もわからず…
超!コミュニケーションは大変でした!
ががががが!!笑顔とハッピーターン(お菓子)があれば世界中誰とでもコミュケーション取れます!!!!(キッパリ)!
――その金属をどうするの??
ジュエリーにしようと思ってます!!
先日、京都の理系の研究所さんと金属成分分析をしました!!!!X線を当てたりして、「この金属はzirconiumと銅とシルバーとsiliconと…ゴニョゴニョ」
まあ、理系の会話っすね!!
こんな風に、たくさんの方々にお世話になりながら、進んでます!
――なんか、デザイナーの方って凄くシンプルで落ち着いてるイメージだし、NPOの分野の方の静かなイメージですが…
なぜそんなに?いつからキャピキャピしてるんすか?
わかんない…生まれたときから?気づいたらこうだった。あざす!
※なかむらだんさんのハロウィン2015,テーマはぬいぐるみの妖精
大切なのは「自分で先生を見つける力」
――学生が身につけた方がいいスキルってある?
自分で先生を見つける力!!!!僕は、高校生の頃から、憧れの人の本を読んで著者さんに会いに行ったり、講演会で出待ちして一緒にタクシーに乗ってプレゼンしてお世話になったり。今通っている大学も、学科長が佐賀にたまたま来られていて、真冬に焼肉屋の前で3時間待ち続けて、お話して決めた。
――そんなの私には無理!とか相談されない??
よく言われる!!!!
毎週、色んな学生から相談が来るんだけど、僕はアドバイスまでしかできない!
その人が動くしかないっしょ!!と思って、Go!!みたいな感じで返信してます!!!
――でもダンくん特別とか変わってるって言われたりしない??
チョー言われる!!!!でも普通に考えて、その人と脳の回路が違うから当たり前だよね!!!!笑
だから、僕も、いつも「この人のならどうゆうふううにに考えるんだろう?」とかめっちゃ考えるよ!
脳の思考回路チョー気になる人とかいっぱいいるし!
「血液を上手く回せば」アイディアは降ってくる
――ちなみに、アイディアはどこから降ってくるの?
カラオケとシャワーと日焼けサロン!!!なんでか分かる?
――わかりません!
カラオケも密室で体温あがるじゃん?シャワーも体温上がるじゃん?日サロもめっちゃ汗かくじゃん??
体温が上がるということは血液の流れがよくなって、脳に血が回るんよ!
そうしたらアイディアが降ってくる。つまり!!!
脳に血液を送りまくればいいのです!!!!!(キッパリ)
――それでもアイディアに困ったことない?
困ったこと無い!
――困りそうになったらシャワー浴びるの?
うん。浴びる。
――走るとかじゃだめなの?
やだ!きついのは、キライ!
中村暖にとって「青春」とは?
――最後に「青春基地」にかけまして、暖にとって青春とは何かを聞かせてください。
青春とは汗をドラム缶n本分かくこと!!!!!!!!!!!!!!!!!(キッパリ)
僕は高校時代、自分が居た佐賀県にドラム缶32本くらい汗かいてるって自信持って言えるよ!
そんくらい夢中になれるものがあったし、そのくらい一生懸命だったって、胸張って言える!
ドラム缶32本ってやばくね?釣り堀?貯水湖じゃね!
――ありがとうございました!!!
☞#TBTシリーズこの記事は2016年1月6日に公開された記事を再掲したものです。