自分の選んだ道が正しいと思って生きてほしい
KTC中央高等学院 東京キャンパス長 小嶋 陽先生
“自分の選んだ道が正しいと思って生きてほしいです。今はそう思えなくても、大人になって振り返った時にそう思えるような「今」を過ごして欲しいと思っています。”
KTC中央高等学院 東京キャンパス長 小嶋陽先生
大学を卒業しいろいろな職業を経験したのち現在の通信制高校サポート校に体育教員として勤務。現在はキャリア教育の授業も担当されています。入社後ニュージーランドへのラグビー留学、運送や営業の仕事の経験もあるアクティブな先生です。今の職場が一番長続きしているとKTC愛を語ってくれました‼︎
KTC中央高等学院
<サポート校✖️通信制高校>
2つの良さをかけ加えた新たな形の高校です。新入生に、転入生、編入生が加わって仲間が増えるKTC中央高等学院は”転校”と言う第二の選択をした生徒にも選ばれる学校です。
校則がない!? 型にはまらない”自由”の先に見えるものとは?
http://manabi-subete.comより
”スカート折っちゃダメ”・”髪の毛染めちゃダメ”・”化粧しちゃダメ”など 世の中にはたくさんの校則があります。
でも果たしてその校則って必要なんでしょうか。
今回、取材をしたKTCには校則がありません。なぜ他校と同じように校則を設けないのか小嶋先生が語ってくれました。
”髪の毛を染めたから悪い子になるわけじゃないし、ピアスをつけることそのものが悪いことではない。大事なのは他の人に迷惑をかけないこと、そして自分を大切にすること。もちろん、そこに問題があれば指導します。”
KTCの面白い点はもう一つ!
”先生を自分で選ぶ事ができる!自分に合う環境が作ることができる!”
小嶋先生:ここは担任を自分で選ぶ事ができるんです!私みたいな体の大きい男性教諭は苦手な子もいるので(笑)珍しい制度かもしれないけど担任を選べることで前向きに生活できるならそうしたいということです。
ゆきの:いじめとかにあった子で同級生とか先輩後輩が苦手な子っているじゃないですか。先生だけじゃなくてそういう子たちへのサポートとかってあったりしますか?
小嶋先生:今、同級生が苦手だったら同級生がいない環境だってあるんだよ、例えば留学してもいいし、保育や福祉のボランティアを頑張ったらいい!ここは発想を自由にできるのがいいところだよ!私たちは一人一人にいま必要な環境を探してあげたいと思っています。
とにかく言いたかったことは”個々にあった環境をKTCは提供してあげたい”ってこと。
できることなら始めた先に「苦手なこと」にチャレンジする勇気が出ると考えています。
勉強ができない・学校に来れないことは決して悪い事じゃない。
“勉強ができない事は悪いことじゃありません。学校に来ない事が悪い事じゃありません。私は「苦手だと理解」して欲しいです。それぞれ個性があるから自分の長所と短所を理解してほしいと思っています”
“学校に来たくなければ地域のボランティアに積極的に参加すればいい”
不登校で人間関係に悩む生徒は優しく真面目な傾向があり、自分が適していると思ったら保育園などに出向くのもよし。高校生の時は自分を抑えて周りに合わせるコミュニケーションの場面が多いけれど、大人になってこれから必要になるコミュニケーションスキルは年齢が離れた、人種が違っていても人の意見を聞いて、自分のの意見を言えること。
だからKTCでは日本東京国際学院等の留学生・KTCの生徒・保護者・地域のおじいさんおばあさんなどとみんな一緒にワークしたりするんですよ。普段学校で見立たないタイプでもこういう場面ではすごく活躍できたりするんです。
“勉強ができる人もできない人も共存しているのがこの世の中。できる人はどこを見るか。しっかり自分でどうありたいかっていうのがあれば本気で勉強するんじゃないかなって思います勉強が苦手な人も周りと比べるのではなく、人より時間がかかるのであれば「時間をかければできる!」って思って欲しいです。”
みんな道は1つしか選ぶことができないんです。
この取材中”子どもは悪くない”という言葉を何度も口にしていた小嶋先生。私がこの取材の中で一番心に残った小嶋先生のお言葉です。
”結局、二つの道を同時には選べないんです。例えば、高校に残ることと、転校することを同時に歩むことはできません。だから、歩んだ道が正しかったって思えるように「今」を生きていくしかないって思っています。”
“でも未成年でいる限りは自分が選べる範囲の中で最善を尽くしてください。親の意見が絶対とも言えないし、私たちの考えが絶対っていうのも思わない。自分の意思を伝えるのは自分でできる子どもの権利だからそれはして欲しいなって思っています”
いろんなコトを認め合える社会へ
ーどんな人に対しても自分の意見を言って相手の意見を聞くっていうのはできるようになってほしいー
”私は幸せな人は虐めないと思う”
だって幸せだったら許せるよね。KTCに入学相談に来た生徒に「あの子なんで虐めんのかなーって聞くとそれはやっぱりいじめる子も親からプレッシャー受けてるのか、友達から嫌な思いしてるのかいろんな事が自分の思うようにいかないのか、とにかく不幸せなんだなー。」って返ってくる。
だからその時わからなくても時が経った時に「あーいじめていた子も辛かったんだな」って思えればいいよね。
“適度にほっといてあげて欲しい”
なんか結構真面目な生徒だと私がダメだ見たいな感じになったりとか、プレッシャーを与えてしまって。あとは学校行けなかった生徒が逆にほっといてほしいのにすごい過剰に心配されるとかもプレッシャーになっちゃうよね。でも「あなたはあなたでいいよ別にいいよ」とかね、どーんと構えてもらえればいいんじゃないかなって。私たちもそうだけど。痛いものを突くようにさ、触らぬ神に祟りなしみたいなそんなすごい気を使いすぎるっていうのも良くないけど普通にしたらいいんじゃないかな。
”その生徒が自信持ってっていうかニコニコ笑顔で居られるようにはしてあげてほしい”