2016年最初の企画は、編集部による中高生へのアンケート調査より、調査から見えてきた本音を大公開しちゃいます!!今回は、「特集・18歳選挙権」。
2016年は「18歳選挙権」が始まる年です。そこで編集部は309名の中高生たちに対して、インターネットと街頭インタビューによるアンケートを実施しました。
みんなどう思ってる?アンケートを考える
12月初旬、編集部10名ほどでアンケートの質問を考えました。中高生のリアルな声を聞くためには、どんな質問をすべきか…。たくさんのアイディアから厳選した、いま10代に聞きたい質問をずばり、聞いてみました…!
SNSで拡散&街頭調査を実施!10代のリアルに迫る!
出来上がったアンケートは青春基地のFacebook・Twitterで拡散したほか、編集部員が友人に協力してもらい、たくさんの中高生の声を集めることができました。
さらに、12月29日には、より多くの中高生の意見を集めるため、渋谷で街頭調査も実施!答えてくれたみなさん、ありがとうござました!
「わー!18歳選挙権について、ちゃんと考えたことなんてなかった!」
「政党の名前?自民党と民主党と…ほかには何かあったっけ?いざ聞かれると思いつかないっ!」
そんな中高生の生の声もちらほら。
「18歳選挙権、どう思う?」気になる結果は?
今回アンケートに答えてくれたのは309名の中高生。
そのうち現在の高校2年生、つまり来年の参院選の際に選挙権を持つ人たちの回答数が最も多いという結果に!やはり当事者としての関心が高いのかもしれません。
選挙に行くかどうか、聞いてみると…
なんと実に80%近くが「はい」という回答でした。これは意外な結果かも。みんな選挙に行くようです。
一方で、
「選挙の仕方などわかってない、学校でも教わらないのにちょっといきなりすぎるなとおもった。」
「うちらが投票して変わる事ってあるのかな、、?」
といった声も。
「18歳選挙権が決まったときに感じたこと」という項目にはほとんどの人が「興味がない・関係ない」と回答。
選挙には行くものの、自分の一票では何も変わらない、という考えが強いようです。
まだまだ知らないことばかり?政治に対して感じていること
「政治について知らないと、将来困ると思いますか?」という項目に対しても91%の人が「はい」と回答しています。
「知識が少なくて不安」「政治がよくわからない」といった声も上がるなかで、それでも政治について知ろうとする人が多いという結果に!
若者の政治離れが叫ばれるなかで、この結果は意外です。もしかしたら、18歳選挙権というニュースは私たちの世代の政治への関心を高めたのかもしれません!
「どうでもいい」なんて思っていない!政治に対する 10代の本音
今の若者は日本社会に関心がなくてダメだ!そう言う大人もいます。政治について関心を持ち、理解している中高生はほんの一握りかもしれません。しかし、今回のアンケート調査を通して、私達が感じたことは、10代は「政治のことなんてどうでもいい」とは思っていないということです。
アンケートに回答してくれた中高生の中には、18歳選挙権について初めて考えたという中高生が多く、中には18歳選挙権そのものを知らないという声も。アンケート結果からも分かるように、私たちの問いかけは、中高生ひとりひとりが、政治に関して何かしらの考えを持つきっかけになったのかもしれません。
私は政治について考えたり、参加したりするためには、政治の全てを知っている必要はないと考えます。「全く知らない」ということと、「少しだけど知っている」ということ、その違いは小さいようでとても大きいもののはずです。