【地方編・受験が終わった君たちへ】大学生になる前にやっておきたいこと。

2016年12月5日

 
こんにちは!
青春基地・代表理事の石黒和己(わこ)です。
 
進路が決まった高校3年生のみなさん、心からおめでとうございます!!
昨日は私の母校の大学・通称SFCのAO入試の合格発表の日。とっても感慨深い日です…。(まだ続く高3も応援!)
 
ということで、今回は最近高3によく聞かれる質問、「残りの高校生活、なにしたらいいですか?」を、かっこいい先輩方に答えていただきました!!!
受験を終えた君たちへ、祝福の代わりにプレゼントです。
 
 

まずはプロフィールご紹介
地方出身×男子


 
本・地方編では、今回は地方出身の3名を取り上げます。まずは各人の紹介を!!
※東京編もお楽しみに!
saninn
 
❶後藤寛勝さん@hirokatsu_goto
・県立新潟南高校(新潟県)
・中央大学経済学部(東京)
・NPO法人 僕らの一歩が日本を変える・代表理事
18歳から若者と政治がつながる機会と場づくりを行う活動を始める。昨年度から、地域の担い手を育む仕組みとして「票育」を開始し、今年度3つの地方自治体で事業化。昨年10月、内閣府地方創生推進室/内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局RESAS専門委員就任。著書『18歳からの選択』(フィルムアート社)
HP: http://boku1.org

 
❷中村 暖さん@danchim777
・佐賀県佐賀北高校芸術コース (佐賀県)
・京都造形芸術大学(京都)
・株式会社DAN NAKAMURA 代表取締役
16歳の時に世界一周を経験。高校時代では日本全国を行脚し、2000人以上の人々を巻き込みながら絵の制作を行い、展覧会を開催。現在は、社会問題の解決として、ジュエリーやバックなどの独自ブランドを立ち上げ、エシカルファッションに取り組んでいる。2015年世界経済フォーラム(ダボス会議)グローバルシェイパー選出。
 
❸楠正宏さん
・灘校(兵庫)
・ハーバード大学(アメリカ)
・NPO法人留学フェローシップ 発起人
アメリカ生まれ、15歳まではイギリスで過ごす。イギリスの中学を中退した後、2010年に灘高校に進学。 ディベート部やマジック部で活躍。2013年にハーバード大学に進学し、政治学と機械工学を学ぶ。 2014年には高校生の海外大学進学を支援するNPO法人「留学フェローシップ」を設立し、全国13都市を 巡りイべントを開催。
 
 

まずは、高校時代を振り返ってみましょう!


みなさんの高校時代の写真はこちら。
jukenn
写真:中村さんのプリクラにはあまり変化が見られない気が…。後藤さんの写真は、卒業アルバムの学級紹介のピン写真だとか。
kiji-01
みなさん、当時は何部だったんですか?
そして後藤さんはヤンチャですねww
 
kiji-02
ボート部でした。5人乗りの「舵手付きクォード」という種目で、3年生の8月に全国大会に出場しました!
 
なので受験は9月に引退してから猛勉です。課題出されるのが苦手すぎて塾には行かなかったんですが、、大会終了時で、志望校全部E判定だったんです。涙
hirokatsu
写真:右から二番目。
 
kiji-04
僕は、ディベート部・マジック部です。
ハバード大学には11月に早期出願で応募し、12月に合格をいただきました。日本の大学は受けなかったので、実質11月には終わっていました。
 
kiji-03
僕は、芸術コースだったから部活とかなくて、ずっとデッサンしてました!ずっと絵を描いてましたたたた!!!!
 
 

受験が終わってから、何をしていましたか?


kiji-03
芸術大学は受験が遅くて有名でですね、卒業式も受験日で出席できず…。なので、受験が終わったら、友達が僕のために卒業式をしてくれました!
そっからは、ドライブ行ってまだ咲いていない桜の木を見に行ったり、謎に3月に海に行って花火とかバーベキューとかしてましたね。
 
kiji-02
とにかく遊びました!!
カラオケ、放課後マックやデートや旅行など、部活の現役時代にできなかったことを全てやりました。
 
加えて、政治がすごい好きだったので友達と勉強会やったりひたすら語ったりして過ごしていました。
 
kiji-01
みなさん、ガツガツ活動しているのかと思ってました。
 
kiji-04
僕の場合は、9月のハーバードの入学まで、約10ヶ月間もニート期間がありました。なので、とにかく活躍する大人や同世代に会いました。そのご縁が、NPO法人設立のきっかけにもなってます。
 
そして当時は、「産官学の全てを知りたい!」という思いがあり、以下の3つを軸に活動していました。
産:外資系企業のGovernment Affairs and Policyでのインターン
官:国会議員のカバン持ち
学:東大の研究所でのお手伝い
 
kiji-01
かっこいい!!!!!!
 
kiji-04
いやいや、考えも知識も甘かったです。ただ、自分で決めたテーマに基づいて活動できたことは、大きな意義があったなーと振り返って感じます。
 
 

高校生のうちに、やっておきたかったことはありますか!


kiji-02
部活に情熱を捧げられてよかったと思っていますが、強いて言うなら、高校生のうちにたくさんデートしたかった!!

というか、「めっちゃ無駄だな」と思うことにもっと時間をつぎ込んでみたかったです。川辺でずーっとだべってたり、誰に披露するかもわからない漫才を作ったり。もっとそういう時間を気合い入れて過ごしたかった。笑
 
kiji-03
僕は、めっちゃデザイナーに会い行ったことは本当によかった。そうそう、たくさんの人にメールするといいよ!「◯◯高校3年」という肩書きがついたメールもらったら、僕は「お!なんか嬉しい!!」ってなる。
 
それから僕は「悔しいなあ」って思う経験を大切にしとけばよかった!!素直に受け入れられるis大事!!!!!!!
 
kiji-04
「高校生」というのは、最強の肩書だと思います!
大人になるほど、社会規範や上下関係とか、利害関係など色んなことに縛られるようになってくるんです。
 
つまり行動は、大人になるほど制約ができるということ。「高校生だからこそできること」に恐れず挑戦をしていって欲しいと思います!
 
kiji-02
「なりふり構わず全部に手を出す!」ことをお勧めします。
 
僕はくっそ厳しかった部活の現役時代の反動から、受験後から大学入学までは毎日ひたすら遊びましたw
例えば1日中カラオケボックスに篭って、きゃりーぱみゅぱみゅのダンスをコンプリートしたり。
 
少しでも心動かされたことには、なりふり構わず手を出してみたことが、今の自分の”幅”になっていると思います。
アホなことを真面目に、真面目なことをアホに取り組むことでやることに幅が生まれるのではないかと思います!
 
 

最後に、大学生になるみんなへエールをください!


kiji-04
みなさんは、「なににでもなれる自分」です。学者になるかもしれないし、起業するかもしれない。作家になるかもしれない!
 
全て自由で、可能性があります。
でも、たった4年後、ほとんどの人が就職すると思います。毎朝定刻に出社し、新卒社員として研修を受け、上司の命令をこなし、、、言いたいことは「なににでもなれる自分」は遠いどこかに忘れ去ってしまいがちになるんです。
この「なににでもなれる自分」という貴重な財産を、大切に育てて欲しいです!
 
kiji-03
大学生になって一番大切なのは、自分で決める力。
すべて自分で決める。なにがなんでも自分で決める。
自分で決めるis大事。
みんな!自分で決めるんだぞー!
 
kiji-02
どんなに小さくても、自分の想いを口に出す”意思表示”を続けていれば、素敵な仲間に出会えます!
1人でできる限界は、仲間と超えられるはず!
 
kiji-01
ありがとうございました!!
人によっては、内申点や毎回の期末試験の結果とか、3年間コツコツと積み上げてきた並大抵じゃない努力があると思います。受験のために受け入れてきた我慢があると思います。
 
それでも、大学受験ってゴールではなくて「入り口」だと思いました!しかも幅や可能性さえ自分で決めていく、「自由」への入り口!!
 
 
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\12/23(金・祝) 開催/ 青春基地新プログラムキックオフ!

 
青春基地でのプログラムは、みなさんが本気を出すことならば、基本的になんでも歓迎します! ニッチすぎることも、趣味も、将来の夢に近づくことも歓迎です。意味があることよりも「まずやってみる。」を大切にしたいと思っています。

石黒和己(いしぐろ わこ)

NPO法人青春基地・代表理事/1994年愛知県生まれ。映画やエッセイを読むことが好きです。過ぎさってしまいそうな人の気持ちや仕事こそ、解像度をあげて観察したいです。