地元の元気は自分の元気!ほほ笑みあふれるまちづくりのために自分が出来ること

2017年3月14日

こんにちは。Smile&Home TEAMという団体で活動している高校2年生の小田千尋です。
 
いきなりですが、皆さんは雲南市を知っていますか?
島根県雲南市は私の地元です。学校帰りに遊べる所はないし、これといった名産品もありません。
 
でも、私はこの雲南市が大好きなんです!!
 
どうしてそんな所が好きなのか不思議に思う人もいるかもしれません。その理由は『人』。私は地元の人が大好きなんです。学校帰りに「こんにちは」って挨拶すると「おかえり!気をつけてね!」って返ってくる。そんな人が雲南には沢山います。
 

最近の地元は何か物足りなくて寂しい…

 

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私は小学校4年生の夏に、町に引っ越すまで祖父母たちと暮らしていました。当時通っていた小学校の幼馴染みの子と思い出話をしていると、近所のおじいちゃんおばあちゃんが自分で作って野菜などをお裾分けしてくれるついでに、自分の家の縁側でおばあちゃんとお茶しながら世間話をしていたことや、隣の家に回覧板を持って行くと「ちょっと待っとってよ~」と言ってお菓子をくれる、地区の運動会の後の慰労会では近所のおじちゃんのグラスにビールを注いであげるというような地域間での交流が頻繁に行われているのが日常だったということに気づきました。
 
しかし、先日祖父母の家に久しぶりに行くと昔のような光景が見られず、地域間の交流すらも少なくなっていました。このことに気づいた私は何か物足りなさと、寂しさを感じました。
このように感じた私は「このままじゃダメだ!何かしなきゃ!」と思い活動を始めようと決意しました。
 

私に出来ること

 

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私はこの活動を1人の後輩と行っています。活動始めた当初、とりあえず始めたものの自分達に何が出来るのか、雲南をどういう状態にしたいのか思いつきませんでした。そこで私達の好きな雲南はどんな状態なのかと考えてみると地域間の交流があって、地元の人がいきいきしている状態があるということだと思いました。そこで、その状態にするために自分達が出来ることを考えると、地元の人を繋げるイベントの開催と企画をしている自分たちの楽しそうな姿を地元の人たちに見せることは自分達にも出来ると思い3つのイベントを開催しました。
 
小学生から高校生を対象に12月にはクリスマス会、2月にはバレンタインのお菓子を作るイベントを開催し、1月には中学生から大人までの幅広い世代を対象にした『三刀屋の良さを見つけてみないかい?』と題した地元について語る会を開催しました。地元の良いと思うところ・地元に少し不便だと思うこと・県外の人にPRしたいことについてグループディスカッションをしてもらい最後にディスカッションで出た意見をまとめた地元新聞を作ってもらいました。
 
そして、イベントの最後にはイベントの感想とともに「自分も一緒に地元を元気にしていきたいか」というアンケートをとったのですが、全員から自分も一緒に地元を元気にしたいといういう声を聞くことが出来ました。
 

これから目指すこと

 

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冒頭でも言ったように私たちはSmile&Home TEAMという団体で活動しています。この団体名のSmileには活動拠点にしている「世代間交流施設ほほ笑み」と「地元の人の顔にも微笑みが増えてほしい」という意味、Homeは「Home town」が意味している自分たちの大好きな「地元」の意味が込められています。私たちは活動を始めたばかりで、メンバーも2人だけです。しかし、アンケート結果から参加者から参画者を生み出すことが可能だと思ったので、4月からは今までの参加者の方をメンバーにして活動をしていきたいと思っています。そして、雲南を昔のように地域間の交流が沢山ある場所にしたいと思います。